仕込み終了
2022/10/24
今年の仕込みもほとんど完了。(まだ搾っていない赤が少しだけ残っておりますが)
今年は昨年より17%減産。全体的にぶどうが小粒だったことと、一か所購入予定だったところで晩腐病が大発生し、大幅な入荷不足(これが仕込み最終段階でしたので替わりを手配するには手遅れ)なんてことがありました。まあ自然相手ですからこんなこともありますね。
ピーク時は作業用のプラスチックタンクも並び、足の踏み場にも困ることになります。
なお、ぶどうが小粒であるということは、水分が少ないということであり、ワイン用としては大変ありがたいことなのです。濃厚なものが出来そうな期待が膨らみます。
参考にピークとなる9月の主な仕込み作業を挙げてみます。興味のある方は見てくださいね。
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9/1 ベリーA除梗破砕 500Kg
9/2 ブランデー蒸留作業
(9/3,4:週末)お客様対応
9/5 ブランデー瓶詰&ブランデー蒸留作業
9/6 ブランデー蒸留作業 (ブランデー原料のワインオリがタンクを占有していたので、仕込み本格化前に慌てて蒸留していたのです。)
9/7 甲州除梗破砕 500Kg
9/8 甲州搾汁 500Kg
9/9 (ちょうど空いたと思ったところで複数の業者と打ち合わせ発生)
9/10(土) 甲州除梗破砕 500Kg しながらお客様対応
9/11(日) 甲州搾汁 500Kg しながらお客様対応
9/12 メルロー除梗破砕 300Kg
9/13 甲州除梗破砕 500Kg
9/14 甲州搾汁 500Kg
9/15 ベリーA搾汁 500Kg
9/16 甲州除梗破砕 500Kg
9/17(土) 甲州搾汁 500Kg しながらお客様対応
9/18(日) メルロー除梗破砕 457Kg 3連休の日曜日なのに雨でお客様1名も来ず
9/19(祝) 甲州除梗破砕 500Kg しながらお客様対応
9/20 甲州搾汁 500Kg
9/21 ベリーA除梗破砕 450Kg
9/22 ベリーA除梗破砕 330Kg
9/23(祝) お客様対応 (しながらベリーAの分析や酵母添加など)
9/24(土) ベリーA搾汁 1,000Kg しながらお客様対応
9/25(日) お客様対応のみ
9/26 (やっと一息)
9/27 分析 ロゼの1タンクは発酵停止処理しております
9/28 甲州除梗破砕 300Kg
9/29 甲州搾汁 300Kg
9/30 メルロー搾汁 300Kg
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とまあ、こんな感じ。(特に大きな作業の無い日は1日だけでしたね(笑))とても他のことに気を回す余裕はありません。畑の管理も家族が頑張ってくれております。
もちろんこんなスケジュールは経営者だからできることで、従業員に同じことをやらせたりしたら、すぐに労働基準監督署のお世話になることでしょう。
ちなみに、Casa Watanabeの醸造作業はほぼワンオペでやっておりまして、このため1回の仕込みは500Kg程度を基準としてます。(道具もそれに合わせておりますので、一気に1トンの作業をしようとするとかなり大変なのです。)それで小規模な仕込みを日々繰り返しており、この点ちょっと特殊かもしれません。
それなりの規模のワイナリーでしたら数名で2~3トンくらい(大手でしたら軽く10トンくらい)が1回の仕込みになりますので、こんなことにはなりません。ワイナリーへの就職希望者がいらっしゃいましたら、ご安心を!
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