株式会社ワイナリーCasa Watanabe

2022年新酒 デラウェア

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2022年新酒 デラウェア

2022年新酒 デラウェア

2022/11/03

2022年新酒デラウェアを瓶詰めしました。

 

 

約1ケ月間果皮も漬け込み色調もオレンジがかって独特の渋みもあります。

 

正しいオレンジワインと言えば、素焼きの壺を半分地下に埋め込み、破砕もしないでぶどうを房のまま詰め込み春まで封印するわけですね。従ってこれはそうではなく、でもまあ、軽めのオレンジワインと言って良いかもしれません。

 

 

 

個人的にはデラウェアは必ずしもワインに適したぶどうではなく、少々難しいと思っています。

熟す時期が早く、実際かなり甘く感じるのですが、実はこの時期にはまだ強い酸が残っています。このためワインにして糖分が減るとかなり酸っぱく感じることが多いのです。といって酸が抜けるまで収穫を待とうとすると晩腐病にかかりやすい。また味もかなりあっさりして淡泊です。

 

一方でこのぶどうは日本の高温多湿の環境でも元気に育つメリットもあります。

 

そういう訳でワインとして使うこともあり、この場合は欠点を補うため、甘口にしたり、スパークリングにしたりして楽しむケースが多いです。(素晴らしいデラウェアのスパークリングを作っているワイナリーもあります。)

と言って、食事に合わせるワインをモットーにしている当社としては甘口を作る気もせず、スパークリングはやって見たいのですけれど設備を置く場所が無い。。

 

 

そんなこんなで、思い出せば2020年(仕込みは2019年に委託)、新設無名のワイナリーがデラウェアを普通に仕込んでも面白味がなかろう、とオレンジワインを目指したのですが、その後がうまくいかない。。。

私のワイナリーが完成したら引き取って仕上げよう、と思っていたのですが、トラブル、トラブル、またトラブルの連続で開発工事がさっぱり進まない。やっと建物完成と思えば、次は建物完了検査が進まない、検査も終わりやっと設備搬入できたと思えば、次は東京国税局が初期の新型コロナの混乱真っ只中で醸造免許の審査が進まない。etc..

 

その間、春も過ぎ、夏までステンレスタンクに封印。まあ、素焼きアンフォラではなく空気の透過がほとんど無いステンレスタンクなので、そのくらい長くてちょうどよいか、と思っていたのですが、味見してみればやはり妙な具合に熟成が進み過ぎた感が。。。? 結局自社作業は諦めて委託先で急遽搾汁、瓶詰と作業実施。

 

結果、これはこれで面白いかと思ったのですが、さすがに熟成し過ぎ??

それで、皆さまの評価は。。。

好意的にオレンジワインというよりイエローワインかな?なんてコメントをして頂いた方や、大絶賛して頂いた方も2~3名おりますが、少々クセが強すぎ一般受けはしなかったですね。。。

 

よほどデラウェアがお好きなのか、入店して他のワインに見向きもせず、デラウェアを試飲したい!と言ってきたお客様がおりまして、大丈夫か?と思いながら出してみたこともあるのですが、さんざんな酷評をされ、それ以後はこの種のタイプも好きそうな方にしか出しておりませんね(笑)

 

このため、2020年は早めに搾ってみたのですが、今度はなんだか中途半端なことになり、一部小型タンクに再封印して熟成中。(やっと十分熟成したかも。)

 

2021年も封印熟成中。なお2021年は長期熟成用と早飲み用に分けて一部新酒として準備したのですが、あまりに強烈な酸で断念。冬を越して酒石酸が結晶化・沈殿してもまだまだ酸っぱく、結局それは別のワインと混ぜて製品化準備中。。。(ちなみにこんな場合、炭酸カルシウム剤というアルカリ物質を混入して酸を中和する方法もあります。私はやってませんけど。)

封印中の熟成タイプも酸が落ちるまで相当の時間を要することでしょう。

 

 

それでこの2022年。今年は天候に恵まれ(降水量が少なくぶどうは小粒。生食用ぶどうはみずみずしさが足りないとも言われていましたが、ワイン用としては凝縮感のある素晴らしい出来でした。)、1ケ月程度の期間でちょうど良さそうな雰囲気。今回はすべて搾汁して瓶詰しました。

やっと2020年にデラウェアでやろうとしていたことができた気がします。

 

ところでどんな料理に合わせるか、ですがちょっと難しかったです。デラウェアの香りが強すぎるのでしょうか? いくつか悪くない組み合わせもありましたが、ほとんどは結局別のワインの方が合う気がしました。

 

唯一、ブルーチーズはこのデラウェアが一番合った気がします。

是非お試し下さい。

 

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