搾汁風景

やっと動画編集しました。

搾汁の様子です。

（全然搾っているように見えませんが。。）

タンクにあるもろみ（果汁と潰れた果皮の混合物）を搾汁機に移しているのですが、当社で使用しているような小型なものでは、こんな風に手作業でやることも多いのです。

世の中にはもろみポンプと呼ばれる、こんな半流動体でも送れる強力なポンプもあるのですが、もちろんそれなりのお値段です。それに強力なポンプはホースが暴れることもあり、一人の作業では果汁をまき散らす危険もあるのです。

（子供のころ、庭で夏に水まき中、うっかりホースを放して大変なことになった経験をお持ちの方も多いでしょう。その強力バージョンと思えばわかるでしょう。）

 

そんなこんなで、500Kgくらいまでであれば、柄杓ですくっていく方が手っ取り早かったりもします。（１ｔになったら流石に嫌ですね。(笑)）

 

搾汁機には帆布のような目の粗いフィルタを取り付け、これで果皮や種を取り除いて果汁を取り出します。映像ではまだ圧力はかけていません。所謂フリーランと呼ばれる部分です。

高々３気圧の水圧式ではそれほど搾れるわけではなく、ほとんどはフリーランですね。この映像の後で水圧をかけて搾ります。

 

量が少なく、小型のタンクを使う場合は、ポンプを使わずこんな風にバケツで果汁を取ってタンクに入れることもあります。

後ろの大型タンクを使う場合は、果汁をポンプで送ります。

なお、果汁を入れるタンクにはアルゴンガス、もろみが入ったタンクにはドライアイスを入れて酸化を抑えています。