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昔ひっかかった詐欺

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昔ひっかかった詐欺

昔ひっかかった詐欺

2023/07/01

詐欺ネタが続きましたので、ついでに昔被害にあった詐欺の話でも書いておこうかと。。(もはや悪ノリです。)

インド、ムンバイでの話。旅行でムンバイの国内線の空港で降りた時のこと。タクシー乗り場がどこか探していたら、子供がこっちだよ!と声をかけてきます。まあ道案内してチップをせがむ、何てことはよくある話。当時はそこそこにはお金もありましたので、のってやろうか、とついて行って見ました。

(ちなみに施しをしたことはありません。乞食や一見障害者に見える人もある意味一種のカーストで、事情を知らない外国人が立ち入るものではないのです。)

何だか遠くて変だな、と思い始めた当たりにやっとタクシーがいました。乗り込めば、いかにも胡散臭そう(めちゃめちゃエネルギッシュで悪そうな笑い顔)なオヤジがドライバー席に。ホテルまで500ルピー(当時のレートで1,500円くらい)で前金と言ってくる。なんだかちょっと高いな、と思いながらもそこまで法外でもないかと払うわけですが。。。

「ちょっと、お客さん、今の100ルピーだよ!」と言ってくる。

(写真は旧インドルピー紙幣。)

皆同じガンジー氏の肖像。サイズと色が違うのですが。。どういうわけか、500ルピーには100ルピーと同じ水色っぽいものがあったのです。このため慣れない我々は、この色違い500ルピーを間違えて使わないように注意していたつもりですが、やはり時々間違えそうになるわけで。。。

やっちまったか!とかなり慌てて500ルピーをもう一枚渡すと。。。ちょっと、また100ルピーだよ!と返される。

え!?うそ!?また??そんなはずは?? もう1枚渡す時には、もう目を皿のようにして見ていたのですが、また100ルピーだよ!と言われてしまう!?

流石にどこかですり替えられたことは明らかなのですが、運転席と後部座席のほんの目の前で見ていても、どこで入れ替えられたのかさっぱりわからない。これは完全にしてやられました。ちなみにこの詐欺師、初めの1回であればこちらも詐欺にあったと気付くこともないのですが、あえて気付くまで繰り返して相手を悔しがらせることに快感を覚えるタイプのようで、この時の楽しそうな顔はまだ覚えてますね。。言い争いになっても取られたお金が返ってくることもなく、まあ結局面白い手品を見せてもらったとあきらめるしかなかったです。。何回目でどうなったかよく覚えておらず、3,000円か4,500円は取られました。

この詐欺はまあ、色違い500ルピーと100ルピーの見分けがつきにくいこちらの不安につけ込んだところに、手品師のような指捌きが加わってできるものであるわけで、なかなか大したものとは言えるのでしょう。(30万近く請求する「NTTファイナンスを騙る詐欺」に比べれば可愛いものとも言えるでしょうし。)

なお、インドルピーも新しくなって(やはり相変わらずカンジー氏の肖像のようですが)こんな詐欺もやり難くなったことでしょう。

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