株式会社ワイナリーCasa Watanabe

当社のワインラベル

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2023/04/23

当ワイナリーのラベルは私がデザインしております。

と言っても、著作権フリーのアラベスク模様的な装飾で枠を作り、何か気に入ったフォントで文字を書く程度のパターンなのですが。
なお現在使用中のイラストラベルのイラストはアートクリエイターのIKEDA KEIKO様に依頼しております。


これも実は前職の経験が影響しているのです。
といっても、前職でデザインの仕事をしていたわけではありません。

IT企業でプログラムを作っていただけですので。
私の年齢ですと就職当時は大型計算機のプログラムが普通でグラフィカルな要素は全くありません。
が、ビジネスソフトもPC上で扱うことが当たり前になり、プログラムを示したり、何等かの機能を示すためのアイコンが必要になってきたのです。

私がいた会社はかなり大きなところであり、デザイン部門がありました。デザインはここに依頼ないといけない決まりだったのです。

なぜこんなルールなのかと言えば、訴訟対策ですね。

意匠権というものもなかなか厄介で、何が似ていて何が似ていないかの判断が素人には難しい。ので、大手企業には「そのデザイン、私のまねだろ!」とイチャモンつけてくる方が一定数いるのです。

昔はいざ知らず、著作権・意匠権の意識も広まり、大手企業であれば外部の資料が紛れ込んだりしないよう、社外のネットには簡単に接続できない仕掛けになっております。従って、普通はそんなことはないのですけれど。
しかし大手企業にそれを認めさせればかなり多額の請求ができる!と踏んで仕掛ける方もいるのですね。デザイン部門にはその手の訴訟に対応できる専門家もいるのです。
(ちなみに私のいたプログラム開発部門には著作権訴訟のエキスパートがおりました。)

 

で、話戻してアイコン。形のないプログラムの機能のアイコンなど、まだ動くものもできてもいない開発中に専門外の人に説明するのは相当に困難であることは想像がつくでしょう。一緒に仕事をしている方であれば兎も角、打ち合わせでちょっと説明する程度ではさすがに無理があります。それでプログラム開発者がどんなイメージを期待しているかラフスケッチを提出するのです。すると、世間に似たものがないかチェックした上で、普通はそれを清書したものが返ってきます。

まあ、わかるのですが、チェック意外のことは気の利いたアプリがあればそこそこのスキルがあればできるわけで、何だか複雑です。。。

(ちなみにデザイン部署にもエース級デザイナーがいますよ!でもそういう方はやはり売れ筋の形のある製品のデザインに回るのです。)

 

そんなこんなで、ちょっと自分でデザインしたものをそのまま商品に入れてみたい気が燻っておりまして、その名残が今のラベルデザインになったというわけなのです。

 

なお、ラベル印刷業者にもデザイナーの方がおり、こんなラベルにしたい、と依頼すると特に増額なしでデザインも作ってくれます。が、例えばこの周辺でワイナリー相手にラベルを製造する大手は2社に限定され、かなり細かく依頼しないと他と似たデザインになる心配もあるわけです。またそもそも少量しか作っていないワインのラベルを外部に発注するとかなり割高になりますし、単に瓶詰が終わった時に外注費が無い!という場合もあります(笑)ので、自分でA4用紙に印刷して切って使っているケースもあり、この場合は自分でデザインするしかないのです。

 

上記のようなトラブルを考えればリスクゼロではないのかもしれませんが、こんな儲かってない会社訴えたところで何のメリットもありませんしね。(笑)

 

それを、いいね、と言って頂けるお客様もおりますが、他社様のワインと並べてみると、プロっぽくない雰囲気が漂っていることもあり、ふと不安になることもあるのです。(笑)

 

とは言え、ワインの種類も増えてくると考える時間が取れないこともあり、普通に外部に発注するものを作っても良いかと考え始めているところでもあります。

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