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蒸留器のご紹介(ブランデー、グラッパとは?)

蒸留器のご紹介(ブランデー、グラッパとは?)

2022/12/21

当社は果実酒製造免許取得に遅れること約6ケ月でブランデー製造免許を取得しております。

 

作っているのは所謂「グラッパ」「マール」と呼ばれる種類の蒸留酒です。

蒸留酒は原液のアルコール分を加熱・蒸発させ、その蒸気を冷却、再液化させて作ります。

ブランデーは「ワイン」そのもの、「グラッパ」「マール」の場合は搾りかすに残ったアルコールを蒸留・抽出するわけです。当社の場合、搾りかすよりもタンクの底に残った沈殿物の方が圧倒的に多いのですが。

 

ちなみに日本で輸入品を購入すると結構お高いことが多いです。これは、「あるワイナリーのこのワインだけを原料!」としていたり「何年間の樽熟成!」などのこだわりのある製品が多いからですね。国産の場合は「こんな素晴らしい蒸留器を使っています!」などのこだわりがある場合が多いのでやはりそれなりのお値段が多いです。

 

ところが、イタリア旅行の帰りに空港等で見かけるグラッパは意外と安いのです。(私もサラリーマン時代にイタリア旅行に行けば、必ず買ったものです。今はコロナもありますが、懐具合が寂しすぎて。。(笑))

当時、そんな感覚で楽しめるものをまず自分が飲みたい、お客様にも楽しんで頂きたい、そんな一心で調べていました。原料自体はそのままでは飲めないもの、ある意味廃材ですので、本来安くて良いはず。しかし蒸留器はどうしようか、と手探りでスタート。

 

と言うことで当社製品「GdiW」、なぜこんなに安価にできるの?こんなに安価に売って大丈夫なの?と聞かれることもありますが、その秘密はこれです。

 

蒸留器と言えば、昔N〇Kの朝の連続ドラマでウイスキーを題材にしたものがありましたが、アレです。あの番組では本場と同じような蒸留器を作る!という感じで特注して苦労して作っていましたが、もちろんそんなことをすれば高くなるに決まっています。

 

で、まあ50リットルしか入らない小型の鍋に冷却器をくっつけたようなこんなものを見つけました。

これで本当に蒸留できるのか!?と心配しながらやって見ましたが、案外やればできるもの。まあ正直品質は安定しませんのでアルコール度数の調整に手間取りますし、大量に作ることもできません。そんなところに納得できないものを感じるお客様向きではありませんが、じわじわとファンも増えております。

 

ところで、これで蒸留していると思いだすシーンがあります。昔見た「大脱走」という映画。故スティーブ・マックイーン演じる脱走常習のアメリカ兵が、収容所の食事のジャガイモ(だったか?)を集めて発酵させ、ストーブの熱で蒸発、ベットから壊れない程度に抜き取ったパイプで空冷管を作って芋焼酎を作る場面。私がやっているのは同じようなものかも?とか思いながら、楽しく作っております。

 

是非試して下さいね。

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ワインの沈殿物を使うブランデー

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