当店使用のグラス

普通の試飲では使い捨てカップ（以前は透明なプラカップだったのですが、近頃はそれも入手困難になってしまい、紙カップになりました。。）を使用していますが、グラスも置いています。（コロナ最盛期は気にされて使い捨ての方が安心というお客様も多かったのですが。）

 

グラスワインとして楽しみたい方、ランチを召し上がる方にはこれでお出ししております。

 

これはフィンランドのイッタラという会社のものです。別に提携しているわけでも何でもないのですが、自宅で使っていて気に入っていたので、ワイナリーでも採用しました。

 

実はこれ、１０数年前に初めて購入したときはそれほど気に入って買ったわけでもなかったのです。ただそれまで使っていたお気に入りのグラス（これは日本製だったはず）を割ってしまい、それを買った百貨店に行って見れば既に取扱い終了済み、それで代わりを探していた中では、まあいいかな、くらいの印象でした。

 

このグラスの特長は、脚が下に行くに従って、少しずつ太くなっていることでしょう。安定感がある、とも言えますが、ワイングラスは細い脚がすっと伸びている方がスマートに感じていたもので、そこに違和感があったのです。

 

が、これが意外と使い心地が良かったわけです。ちょっと下の方を持てば、脚の太さが指に馴染んで持ちやすい。手が小さい方はちょっと上の方を持てば持ちやすい。そこに気付いてから、こればかり使っています。

 

正直、ワインの味・香りをもっと引き立てるグラスもあると思うのですが、この辺りの使い心地の良さはトップクラスではないかと思っています。

 

試しに使って見たい方、グラスワインを注文お願いしますね。

 

ところでお客様に、工場を見学に行ったことがあるというこの会社が大変好きな方もおられまして、グラスを見て嬉しそうにしていたことがあります。フィンランドまで工場見学に行かれる方もいるんですね。

 

もう一つところで。オープン間もないころ、辰巳拓郎さまが取材に見えられた時もこのグラスでお出ししていたのですが、流石にグラスのマークに気が付き、写らないようにカメラから遠ざけて回転させたりしておりまして。。。余計な気を遣わせてしまったか、とこの時は反省したものです。