やはりワインって水だったんだぁ～

誤解を招く言い方ですが、まあ、一つの結論です。(笑)

 

この年末、とうとう新型コロナにかかってしまいました。今まで何だかんだとかからずに来たのですが、流石に限界だったようです。

とにかく喉がめちゃめちゃ痛く、咳が止まらない。今まで見たことが無いほど大量の淡が出てくる（それも色とりどり。白、黄色、黄緑色、赤銅色。なんだこりゃ）。とは言え、それだけと言えばそれだけのようでもあり、本格的に寝込んだのは２日。今のコロナはこんなものなのかな？とも思ったのですが、しかしその咳がしつこい。軽作業はできそうだと会社に行きはじめてからも相変わらず咳が止まらない。喉も切れそうなほど痛く、いい加減腹筋（というかみぞおちのあたり）も痛くなり、なんだか肺全体にダメージがじわじわ広がり続けていたり、手を伸ばしただけで妙な疲労感があったりと、あれこれいや～な感じがするような？？う～む？流石はSARS（重症急性呼吸器症候群）にエイズのスパイクくっつけたようなウィルスだ！と言われただけのことはある？全くとんでもないもの広めてくれたものだ！武漢め！（いや、善良な武漢住民こそいい迷惑だったわけだが。）

それはさておき本題の件。
調子が悪いながらも時短で軽作業をしていて数日目、なんだか尿の色がおかしい。（その昔尿道結石で七転八倒の苦しみを味わって以来、結構敏感になっています。）それになんだか異常に喉・口が乾き始めたのです。それで水を飲むと何だか妙に美味しく感じる。喉の痛みも冷やされて気持ちが良い。止まらず0.3～4リットルくらい一気に飲んでいた気がします。何だか気付かないうちに体が乾いていたらしい。（が、この時はいきなりで腹が冷えたか、下痢発症。まあ別の理由もありそうだけど。）

 

その日の晩はスープを一杯飲もうと鍋。（家内は仕事で不在）とにかく調子が悪く、大したことはしていないのに大変で、やっとできた！と一口食べれば美味しい～。正に命のスープですね。
と思っていたら、ちょっと食べただけで妙にお腹が満ちてもう食べれない？あれ？まだ全然食べてないのに？

何だかよくわからないけれど、体のあちこちが変調するほど水分不足に陥っていたらしい？
水は飲めたので、この日はとにかく水を飲んでました。
そう言えば、咳はいっこうに収まらないけれど、それでも若干痛みが和らいだような？喉も乾燥し切って咳の衝撃に耐えられていなかったか？

 

しかしです、今までに比べてそこまで飲んでいる水分が減っていたかと言えばそんな気もせず、なぜ？？と考えていたら。。

 

あ、ワイン飲んでないっ！

 

コロナで調子が悪くなってからは流石にワインも控えて5日目。試飲で少々減った分の約700ｍｌを毎晩飲んでいたとして、計3.5リットルは水分摂取が少ないではありませんか！これがモロに影響していたらしい。

 

まあアルコールだし？多少は利尿効果もあるかもだし？ワインと水は別扱いの方がいいのかな？とかありましたが、今回ではっきりしました！

 

やはりワインって体内では水扱いだったんだぁ～

 

なお、よくヨーロッパで「ワインが水替わり」なんて言ったとか言わなかったとかありますが、これにはきちんと理由があります。
近世まで、輸送も脆弱、ローマ水道橋も混乱期にほぼ破壊され尽くされているので、きれいな川や湖近くでなければ、内陸の町で新鮮な水を確保するのは大変なのです。生水はすぐに劣化しますからね。
それに比べれば（あくまで比較として、ですが）ワインはアルコールがある分細菌汚染に強く、まだ安心できる水分として特に疫病時や干ばつ時など重宝する水分であったわけです。決して裕福な町では子供から大人までワインを楽しんでたとか、ワインが大量にあったからワインを飲もう！なんてわけではないのです。誤解しちゃだめですよ。(笑)

 

ですが、改めて実感。ワインって水だったんだぁ～。

 

と言うことで結論として、病気でもしっかりワインを飲もう、ではなくて、ワインを飲まなかったら、その分の水をきちんと飲んでおかないと後から大変だ、というお話でした。

 

と言うことで病み上がり。せっかくだから今年はホットワインをあれこれ試作してみるか。

当たり前のことながらヨーロッパではワインはボトルから注いでうやうやしく頂くようなものではなく、あれこれ加工して楽しむことも当然なのです。風邪をひいたらホットワイン、ハーブワイン、です。（日本で玉子酒を作るようなものです。）
定番はお好みのハーブと蜂蜜らしいですね。（このあたりは受け売りですが。）

 

ちなみに水割りも大丈夫。
よく「食中に水を飲むのは胃液を薄めるから健康に良くない、ワインなら大いに結構」という話もありますが、多分半分くらいに薄めても大丈夫な感じです。体調が悪い時に飲むならこれかな？

なお古代ローマではワインは薄めて飲むのが普通だったとか？二世皇帝ティベリウスはいつもストレートで飲んでいて大酒呑みと言われていたなんて話もあります。まあ添加物も無くすぐに劣化しただろうから、薄めて飲むくらいでちょうど良かったのかもしれませんね。

 

では皆様、良いお年を！