ワインの保存方法
2024/04/05
これも時々質問されるネタですね。
自宅ではどのように保存するのが良いのか?
まず温度の問題があります。
そこまで厳密な管理は必要ありませんが、やはり30℃を超える状態で放置は良くありません。温度管理されたワインセラーが一番ですが、自宅に置いている方は少ないでしょう。常時冷房が効いている部屋があればそれでも大丈夫です。しかしこれも難しいですね。ちょっと冷えすぎですが、夏場でしたら冷蔵庫の野菜室の方が良いかもしれませんよ。
次にコルクを乾燥させないことです。
コルクが乾燥すると収縮して空気が入りやすくなるのです。この状態で長期間置けば酸化します。コルクがワインで湿っている状態を保つように、瓶は寝かせて保管が良いのです。
ワイナリーやワインショップでは見栄え優先で立てて置いている場合が多いのですが、あまり長期間この状態では良くありません。ほどほどに回転の良いお店で買う方が間違いがないでしょう。ワインラックに同じワインを大量に置いている場合は、数本を立てて飾り、残りは寝かせて積み上げているところを見たことがある方も多いでしょう。これはそんな理由もあるのです。
なお、スクリューキャップやプラスチックコルクの場合は関係ありませんので、立てていても大丈夫です。
なお、ワイナリーでは倉庫に写真のようなパレットに寝かせて保管しているケースが多いです。
当ワイナリーではパレットに置くスペースが十分にないので、瓶を逆さまにして段ボールに入れているものも多いのです。時々コルクに酒石酸の結晶がびっしりついているのはこのためなのです。(笑)
ということで。。
ワインセラーなどの環境が無い場合でしたら、
冷蔵庫の野菜室に寝かせて保管して、ちょっと冷えすぎなので、飲む暫く前に出しておいて適温にしてから飲む、くらいが良いと思いますよ。
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