株式会社ワイナリーCasa Watanabe

法人税、消費税申告書提出

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法人税、消費税申告書提出

法人税、消費税申告書提出

2019/04/19

建築も始まっていないというのに、当社ももう2度目の決算です。全くどうなってるんだか。。

それはともかく、先期は本当に空っぽの申告書で、それはそれでどんな書類の提出が必要なのか勉強するのに丁度良いネタになりました。

しかし今期はそうはいきません。販売免許を取得したので、一応売上もあり、それっぽい体裁になったのは普通にめでたいこと。

難解だったのは「ワイン村分担金」なるものの扱いでした。

ここは複数の会社が1つの広場に集まってワイン村というエリアを作っています。各ワイナリーの敷地は各自の所有物になります。ここまでは簡単ですね。

で、その中心にはかなり広い広場があります。その広場の土地購入代金や開発代金も参加各社が「分担」することでまかなっています。(他にも全体の給排水設備や後に甲州市に寄付する道路、等々)これらは区分所有にせず、売店を運営したりイベントを企画したり対外的な広報活動を行ったりする「勝沼ワイン村株式会社」の所有物として管理することにしました。現在の気心の知れたメンバーであれば何の問題もありませんが、例えば将来的に誰かが第三者に会社を売却したとして、その第三者が広場の所有分の勝手な運用を主張すると面倒なことになりますしね。

しかし、これが税法上ややこしいことに。少額ならばともかく、1,000万円を越える額。その金額で参加会社はどんな資産を得たり役務の提供を受けたりしたのか明確になっていないと仕訳のしようがない。それは経費なのか、減価償却対象の資産なのか、または償却しない資産なのか、消費税の対象になっているのかいないのか、etc。。。さらに我々で方針を決めてみても、万一法的に誤りがあれば当然税務署からお指摘を受けます。

暫く前から税務署におおよその方針は打診していたのですが、実際に提出しようとすると、それを証明する資料としていくつか必要になってくるものもある。。。

税務署のご助言もあり、やっと無事提出できました。

ちなみに。。。今期は細々と委託醸造分を売るくらいの収入なので決算は赤字。法人税は納めませんが、しかし法人市民税、県民税はそれなりの額。地味に痛い。これは法人設立を早まったか?

しかし消費税は上記の分担金で大幅な仮払い超過。よって還付があるはず。ということで良しとしましょう。

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