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あけましておめでとうございます。In vino veritas(1)

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あけましておめでとうございます。In vino veritas(1)

あけましておめでとうございます。In vino veritas(1)

2018/01/01

In vino veritas(ラテン語) 直訳的には、「ワインの中の真実」きちんと文として訳すと、「ワインの中に真理あり。」「飲んだら嘘はつけない!」なんて意訳する人もいますね。ここまで来るとかなりの意訳ですけど。 ちなみにこのラテン語の言葉は大プリニウス(古代ローマの軍人にして博物学者。ヴェスビオ火山の噴火の調査&救援に行って残念ながら火山性ガス中毒または酸欠で死亡)の言葉という説が有力らしいですね。 古い文明には似た傾向の言葉があります。Ἐν οἴνῳ ἀλήθεια (ギリシャ) مستی و راستی (アラブ)等々。(これらは読めませんので違っていたらすみません)

多分パスツールの次の言葉はこれを意識したものでしょう。 Il y a plus de philosophie dans une bouteille de vin que dans tous les livres. 「一本のワインのボトルの中には、すべての書物にある以上の哲学が存在する。」 もっとも微生物発見によりワイン発酵や劣化のメカニズムを解明し、品質改善に絶大な貢献をしたパスツールのこと、単純な戯言ではなく、「我が業績は正にこのボトルの中に集約されり!」なんて自負があっての言葉かもしれません。まあ、彼も相当のワイン好きだったようですけれど。

「お神酒上がらぬ神はなし」は大抵酒飲みが自己正当化することばと解説されていますが、とはいえやはり神事に酒は付き物。インドから東南アジアあたりには、とことん酔った酩酊の中でこそ神の声が聞こえる、的な祭事もちらほらあったはず。 神の声とは言いませんが、酒の中でこそ見え隠れする真理というものも確かにあると思いませんか?日常の緊張やあれやこれやの制約が緩んでこそ見える真実、語られる真実、得られる発想。飲ませると浮かび上がる真実もありますね。「問うに落ちず、語るに落ちる」なんて方向にちょっと後押しもまた良いかも。「飲んだら嘘は付けない」の応用です。これもまたIn vino veritas。

これらは単なる戯言でしょうか、それともこれこそ真理でしょうか?

とか、なんとかね。 ちょっと吹けば飛ぶような弱小の立場で、時々呟いて見ようかと思います。 まあ、今日は正月。飲みましょ、飲みましょ。酒飲み礼賛。

とりあえず初詣。

ワイン村成功を祈念して。

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