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こだわりとは?(こだわらないことにこだわったワイン??)

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こだわりとは?(こだわらないことにこだわったワイン??)(In vino veritas 6)

こだわりとは?(こだわらないことにこだわったワイン??)(In vino veritas 6)

2023/01/08

ところで、私がいうのも何ですが、私のこだわりって何なのでしょうね?(笑)

 

「こだわりの」は宣伝の常套句のようで、取材を受ければ「あなたのこだわりは何ですか?」などは必ず聞かれますし、プロに宣伝の文章をお願いしても必ずこの言葉が入ります。私も自作ホームページで行き詰まりを感じて、当社のコンセプトなどをお伝えして、後はプロのライターにお任せにしてみたら、やはりこの言葉が多用されます。う~ん。。

 

ワインで良く使うのは、原料ぶどうにこだわった..、無農薬栽培にこだわった..、畑づくりにこだわった..、酵母にこだわった..、温度管理にこだわった..etc..

 

もちろんそれも大切なのですが、この種のこだわりって、こだわればこだわるほど高コストになりますし、私もそれなりに気を付けているつもりですがそこにこだわっているのかと言えばそれほどではなく、むしろこだわり過ぎないことにこだわっています。

 

私はこれを「こだわらないことにこだわったワイン」と呼んでいます。(ほとんど中二病的みたいな表現ですね、笑)

 

一番こだわっているのは「食事を楽しむこと」。それが人生を楽しむことの基本と思っておりますので。誰でもお手軽に楽しめるワインで、少しでも多くの方が「食事を楽しむ」ことのお役に立てればいいかな、と。

気楽に飲めて、もう一杯もう一杯とついつい重ねて、気が付けば1本空いている、そんなワインを目指すだけで、あとのことは手段・手法に過ぎず極論すればどちらでもよいものと思ってしまいます。

 

そのためには飲んで体に負担があってはいけませんし、やはり飲み続けられるにはできる限りシンプルであった方が良いと思っています。

製造工程も、極力余計なものは入れたり細工したりせず、基本に忠実で単純なものにすること、それが結局上記につながると思っています。ある意味同じことですが、最後の製品のイメージを優先して何が何でもそれに合わせる!というよりも原材料を見てそれに合った無理のない製品を目指すこと、くらいでしょうか?(まあ、そう期待通りにならないこともよくあるのですが。)

 

そんなことをあれこれお客様に話してると「めっちゃこだわってますやん!」とか「めんどくせぇ」など言われることもあるのですが、どうなんでしょうね?まあ、どちらにしても何にこだわっている、と言葉にし難く、宣伝文句として整え難いです。ので、もう「こだわらないことにこだわったワイン」でいいかと。

 

正直、「こんなところにこだわり抜いた職人が精魂込めて作ったワイン!」の方がずっとインパクトありますね。。。

 

ちなみにホームページの文言は、真面目に頑張ってくれた業者への敬意とこっちの方が一般ウケするかな、という打算でそのまま置いています。

 

 

もちろん、とことんどこかにこだわって、できる限り高品質のワインを場合によっては富裕層向けとして提供することでワイン業界を牽引していく!、ということも重要なのですが、それはどう考えても私の役割ではありませんし。

 

そんなワインを気楽に楽しみたい方、是非いらしてください。お待ちしております。

 

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